人形(からくり)草紙あやつり左近
2006年2月2日 アニメ・マンガ
幼少の砌、人形嫌いのワタシはオママゴトのコミュニケーションが
ウマく取れず度々ハミゴの憂き目にあっておりました。
嫌いと言うか、怖いと言うべきなのか。
…で、嫌がる仕草を遠慮していると勝手に解釈したオバちゃんが、
デカいフランス人形を無理やり抱かせようとした時には
（オバちゃんに）噛み付いちゃったんだって…
だってホラ、うす気味悪くない、
青い目をしたのや白い顔の市松人形とか…
果たして毛が伸びたり夜歩き回ったりするとか…ワタシには本当の話に思えちゃうもん！
人形使い左近が人形の右近を狂言回しに、或る時は傀儡子また或る時は霊媒師、
して其の実態は…名探偵！
『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』の小畑健作画、写楽麿原作によるコミックのアニメ化。
オープニングタイトルの花吹雪やエンドクレジットの部分など、
劇場アニメ観てるような質の高さ（さすが制作WOWOWというべきか）。
てっきり、『ヒカルの碁』の連載後の作品だと思い込んでいたら、ペンネーム（土方茂）
を変えて再デビュー？の連載一作目らしい。
…連載開始は1995年。とすると『金田一少年…』はやはり意識してるんでしょうかね。
う〜ん、でもアニメの完成度に比すと肝心なストーリーが…毎回殺人が起きるワケだから、
そりゃー犯人の動機づけには苦労するでしょうがネェ〜
それにしても、かなりムリ目でしょ。せっかくの（見せ場の）謎説きで
左近（或いは右近）探偵の
推理の趣向を欲張りすぎ。
第4話目「豆州弐面鬼傀儡地獄」では、
よく出来た（つもりの）架空伝説？説話に固執してしまったか、更に犠牲者を増やした挙句
ゼッタイ救いようのない被害者を作って、一件落着！って
納得出来ないのはワタシだけでしょうか…？オセテくで〜ェ。
コメント