或る夜の出来事 〜怪談篇
2006年7月16日 旅行…晩ゴハン途中で一旦酩酊睡眠だった、ネムリ姫の夫君は
なんと風呂場で酔い醒ましを敢行。
(良い子の皆さんは絶対マネしないように!心不全で死ぬコト多々あり!)
心配して様子を見に行ったマラソンおたく氏と露天風呂にて
のんびり、月見の湯か、と思いきや
「(酔いが)醒めたら急に怖くなって…」って、まさか!
心不全で死にそうになったワケじゃなく、心臓に悪い…つまり
アタリが余りに深閑としていて、思わずゾッとなったらしい。
何しろ今宵の宿は6,000坪の庭園に建つ離れ家
(風の建物。丘陵地を生かし、長屋造りの平屋に部分的に2階を造り、其処の部分を基礎階にして旅館の入り口がある為、恰も(二階が)平屋造りの離れ家のようにみえる。)
夜、曲りくねった薄暗い廊下を抜けて、人気のない風呂場に浸かってれば
やった、ラッキー!独占じゃん、とは思えないかも…
彼の怖い体験を受けて、ワタシの怪談話をひとつ…
…南紀のホテル〇Qは“出る〜(m ̄ ̄)m”らしい―って
カノ上沼恵美子女史の体験談話に…
南欧のお城のような洋館、モダンなスイートルームに
宿泊して和洋食に露天風呂が楽しめる…と御贔屓さんに薦められ、
地方講演がハネてからスタッフと宿泊、夕食もソコソコに私はお風呂へ。
部屋に戻るとお付のコが青い顔で震えてる。
(身体の具合が)どこか悪いの?と訊ねると
「ドアが開いたような気がして、さっきから何度もお迎えに行くんですけど、誰もいてへん…」
と、彼女が泣きそうに言った瞬間
背後で廊下を照らすランプが、パ、パッっと明滅して消えた…!
件の温泉ホテルに泊まったのは一昨年、
マラソンおたく夫妻と2組でメゾネットタイプのスイートに。
たぶん(上記の部屋は)我々の宿泊したアタリの何処かだろう、と推測したのは、
温泉まで他室の泊り客に顔を晒さず出入り出来る特権は、
専用エレベーターで(温泉まで)直行出来る、
コーナーサイドの角部屋だけだから…と。
上沼女史のおツキのコが「ドアの開く気配に」敏感だったのは
―部屋のドアは通路(廊下)から奥まったところに或る為、
ヒトに反応して自動で点灯するライトが
薄暗い足元を照らすように設計されている―
ドア下部の隙間から廊下のライトが見えるため、
ヒトが来るのが事前にわかる仕組み、なのだ…だから、
…段々と怖くなる彼女の心理状況はよ〜く理解できる。
上記の話にはまだ続きがある…
震えるおツキを宥め、隣室のマネージャーを呼びに遣ると既に彼女は白川夜船。
つまり、隣室には怪異現象は起こってない(のか、鈍いだけなのか)、
と云うコトでマネージャーの部屋に引っ越すコトにして、フト気付いた。
私の部屋にはリビングの横に(この部屋にはないけど)
ライディングデスクを置いた小部屋があった、と。
たしか、その奥にドアがあったような。
―そうか、あのドアから従業員(仲居さん)が出入りしているのかもしれない。
部屋の外の通路をぐるり巡ってみると果たして
斜め横に通路からやや死角になった壁のアタリに
ソレと分かるドアがあった。
其処に立つと自室のドアに通じるライトも灯る。
幽霊の正体見たり…と言いかけて
ドア上部に貼ってある白いシール様の紙に気付いた。
神社の御札だった…ゾ〜ッとして動けなくなった!
続きの話…はワタシのフィクションです。そんなコト、あるはずないって…とは思いつつも
バブル絶頂期に(代々続いた老舗旅館を壊して)贅を極めて建設され、
バブル終焉と同時に創立者が破産…
現在の観光会社に転売されると云う憂き目に遭う、
まあ、元女将の生霊(まだ、死んでない筈)が出てもオカシクないか…
なんと風呂場で酔い醒ましを敢行。
(良い子の皆さんは絶対マネしないように!心不全で死ぬコト多々あり!)
心配して様子を見に行ったマラソンおたく氏と露天風呂にて
のんびり、月見の湯か、と思いきや
「(酔いが)醒めたら急に怖くなって…」って、まさか!
心不全で死にそうになったワケじゃなく、心臓に悪い…つまり
アタリが余りに深閑としていて、思わずゾッとなったらしい。
何しろ今宵の宿は6,000坪の庭園に建つ離れ家
(風の建物。丘陵地を生かし、長屋造りの平屋に部分的に2階を造り、其処の部分を基礎階にして旅館の入り口がある為、恰も(二階が)平屋造りの離れ家のようにみえる。)
夜、曲りくねった薄暗い廊下を抜けて、人気のない風呂場に浸かってれば
やった、ラッキー!独占じゃん、とは思えないかも…
彼の怖い体験を受けて、ワタシの怪談話をひとつ…
…南紀のホテル〇Qは“出る〜(m ̄ ̄)m”らしい―って
カノ上沼恵美子女史の体験談話に…
南欧のお城のような洋館、モダンなスイートルームに
宿泊して和洋食に露天風呂が楽しめる…と御贔屓さんに薦められ、
地方講演がハネてからスタッフと宿泊、夕食もソコソコに私はお風呂へ。
部屋に戻るとお付のコが青い顔で震えてる。
(身体の具合が)どこか悪いの?と訊ねると
「ドアが開いたような気がして、さっきから何度もお迎えに行くんですけど、誰もいてへん…」
と、彼女が泣きそうに言った瞬間
背後で廊下を照らすランプが、パ、パッっと明滅して消えた…!
件の温泉ホテルに泊まったのは一昨年、
マラソンおたく夫妻と2組でメゾネットタイプのスイートに。
たぶん(上記の部屋は)我々の宿泊したアタリの何処かだろう、と推測したのは、
温泉まで他室の泊り客に顔を晒さず出入り出来る特権は、
専用エレベーターで(温泉まで)直行出来る、
コーナーサイドの角部屋だけだから…と。
上沼女史のおツキのコが「ドアの開く気配に」敏感だったのは
―部屋のドアは通路(廊下)から奥まったところに或る為、
ヒトに反応して自動で点灯するライトが
薄暗い足元を照らすように設計されている―
ドア下部の隙間から廊下のライトが見えるため、
ヒトが来るのが事前にわかる仕組み、なのだ…だから、
…段々と怖くなる彼女の心理状況はよ〜く理解できる。
上記の話にはまだ続きがある…
震えるおツキを宥め、隣室のマネージャーを呼びに遣ると既に彼女は白川夜船。
つまり、隣室には怪異現象は起こってない(のか、鈍いだけなのか)、
と云うコトでマネージャーの部屋に引っ越すコトにして、フト気付いた。
私の部屋にはリビングの横に(この部屋にはないけど)
ライディングデスクを置いた小部屋があった、と。
たしか、その奥にドアがあったような。
―そうか、あのドアから従業員(仲居さん)が出入りしているのかもしれない。
部屋の外の通路をぐるり巡ってみると果たして
斜め横に通路からやや死角になった壁のアタリに
ソレと分かるドアがあった。
其処に立つと自室のドアに通じるライトも灯る。
幽霊の正体見たり…と言いかけて
ドア上部に貼ってある白いシール様の紙に気付いた。
神社の御札だった…ゾ〜ッとして動けなくなった!
続きの話…はワタシのフィクションです。そんなコト、あるはずないって…とは思いつつも
バブル絶頂期に(代々続いた老舗旅館を壊して)贅を極めて建設され、
バブル終焉と同時に創立者が破産…
現在の観光会社に転売されると云う憂き目に遭う、
まあ、元女将の生霊(まだ、死んでない筈)が出てもオカシクないか…
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